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zoom RSS 日曜日の輪投げ大会

<<   作成日時 : 2006/08/07 02:01   >>

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とりあえず、市内のあるスーパーマーケットとしておきましょう。
そこでは、毎週日曜日の16時から、お客様感謝企画として「輪投げ大会」を行っています。
2000円以上のお買い物をすると参加できるというもので、
並べられたペットボトルジュースに輪を投げます。
入るとそのジュースがもらえるのですが、中には、
「お寿司セット」とか「焼き肉セット」といった紙が貼り付けられているものもあり、
それに入れると、1000円相当のお寿司やお肉がもらえます。

そんなわけで、うちの家族は毎週15:45くらいになるとそのスーパーに出かけます。
その時間だと、買い物が終わる頃に、輪投げが始まるわけです。

輪の直径は約25センチ。
ペットボトルまでの距離は約2メートル。
やってみると意外と難しいです。
「焼き肉セット」などは、後方に並べられており、入りにくくなっています。
確実に景品をゲットするなら、最前列のジュースねらいとなります。

輪投げ大会が始まると、多くの人たちが行列を作ります。
そして、みんなが一様に真剣そのものな表情で輪投げをするのです。
我が家もそうでした。
「今日のおかずはお父さんがゲットするからね!」そんな使命感に燃えて、
「焼き肉セット」をねらっていきます。
しかし…世の中そんなに甘くはありません。

そう、そのときまでは。

そうこうしているうちに、うちの息子(3才)が

「わなげやりたい〜!!」

と騒ぐようになりました。
そんな大人でも難しいものを、子どもにできるわけがない!と、
それまで絶対にやらせなかったのですが、
その日は、彼の猛烈な「やりたい!」攻撃に圧倒され、
渋々輪投げをさせることにしました。

「せっかくの2000円の買い物が…」親たちはそんな気持ちで落胆の表情を隠せません。
「ほら、早くやってきな!」期待はゼロなので、早く投げてもらって、さっさと帰りたいです。

しかし、彼が輪を持って立つと信じられないことが起きました。

「ボク、一番前まで来ていいよ。」

と店員さんが言うではありませんか。
実は大人用の線とは別に、1メートルくらいの所に子供用の線があって、
子どもはそこから投げることになっています。
ところが、息子はその線をはるかに越えて、
ペットボトル前20センチくらいのところまで連れて行かれたのです。

「ここからやるといいよ。」店員さんがニコニコ笑っています。
結果は、「ジュース2本ゲット!」
1本外すあたりが三歳児です。
当人はご機嫌で、もらったジュースを抱えて家路につきました。

その日以来、日曜になると息子は「わなげにいく〜!」と騒ぎます。
こちらも、「ひょっとしたら…」という期待感をこめて、彼に輪投げをさせるようになりました。
そして、そんな私たちの期待に応えるかのように、
店員さんのサービスもだんだん過激になっていったのです。

【過激度1】

彼が輪を持つと、やはり20センチのところに連れて行かれました。
そして

「しゃがんで、手を伸ばすと届くから、やってごらん。」

と必勝法を伝授してくれました。
これなら確実に入ります。
その日は、3本取りそうなので、1本ジュースをゲットしたあと残りは大人が。
2メートルラインからだと、やはり難しい…。

【過激度2】

彼が輪を持つと、やはり20センチのところに連れて行かれました。
彼は、前回教えてもらった必勝法は忘れてしまったらしく、
勇敢にも投げる作戦に出たではありませんか。

1本目、外す。

2本目、外す。

こうなると、親も必死になります。
「最後の一本だから、一番手前をねらいな!」そんな親の言葉を無視して、
彼は最後の輪を投げました。

外した…と思った次の瞬間、なんと店員さんが

その輪を拾ってジュースに掛けた

のです。
そして、

「あっ、入りましたね。どうぞ。」

と、店員さんはとても嬉しそうにジュースを差し出したのです。

【過激度3】

彼が輪を持つと、やはり20センチのところに連れて行かれました。
彼にも「手前が取りやすい」ということがわかったのでしょう。
その日は、安全な最前列ねらいで輪を掛けていきました。

1本目、確実にカルピスをゲット!

さて、2本目…と思った瞬間、なんと店員さんが「これに輪を入れるといいよ。」と、
「刺身セット」という紙の貼ってあるペットボトルを

最前列に移動させた

のです。

息子は言われるまま「刺身セット」に輪を掛けました。

「おめでとうございま〜す!」

という店員さんの高らか声とともに、
カラ〜ンカラ〜ンと鐘の音が駐車場いっぱいに響き渡ります。
そして店員さんは「いいお土産になったね。」と言って、
刺身の盛り合わせを持ってきたのです。

素晴らしい!
いくら子どもに対してとはいえ、そこまで過剰サービスをしていいのでしょうか。
店員さんは、いつも満面の笑みで私たち家族を見送ってくれます。
私たちにとって、その笑顔はもはや仏様の顔です。

この調子でいくと、次はどうなるのだろうか…なんだか申し訳ないよな〜、
でもきっと行くんだろうなぁ〜。

場所は言えません。でも、市内に、そういうスーパーが確かに存在するのです!

【付記】

先日、輪投げに行くと

「妊婦なので子どもラインからでいいですか。」

と自己申告する女性が。
店員さんは、ちょっと考えた後、

「面白いからいいですよ。」

とあっさり了解。やはり、すごいです…。                 

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いい意味で凄いですね♪
俺ちゃんもそんなスタッフになってみたい・・・
ロング
2006/09/02 00:00
ロングさん、いらっしゃいませ。
本当に素晴らしい店員さんたちです。
頭が下がります…。
徳利屋
2006/09/02 08:37
いい話ですね。日本は昔から子どもを大事にする文化があります。

明治や江戸末期に来日した欧米の文化人が書いてますよね、ラフカディオ・ハーンとか。日本は世界で一番子どもが幸せな国だみたいのを。欧米だったら、子どもも小さな大人と見なして、大人と同じルールでやらせるのかもしれませんね。(って書いたけど、海外で暮らしたことがないので、何とも言えません…。)
もやし
2006/09/03 20:43
もやしさん、いらっしゃいませ〜。
日本の生活文化は、子どもが中心になっているところがありますよね。
例えば、子どもの母親を、家族全員が「ママ」と呼んだり…。
他の国から見たら、こういうのって違和感があるんじゃないかと思います。
徳利屋
2006/09/09 08:26

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