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zoom RSS テレビで紹介されるラーメン屋・後編

<<   作成日時 : 2008/10/06 03:29   >>

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行列がそう広くはない店内に押し込められていきます。
席が埋め尽くされると、ご主人がお客さんに向かって言いました。
「注文は順々に聞きに行くので静かに待ってて下さい。」

間もなく、奥さんの注文取りが始まりました。
「最初のお客さんは…はい、何にします?」
これが、順々に繰り返される中、ご主人が何かを思い出したかのように言いました。

「あっ、そうそう、お客さんの中にバスツアーの人はいないよね。
バス時間で動かなくちゃいけない人はうちは駄目だからね。
バスツアーの人がいたら、悪いけど他に行って食べて。
他の店だったら大丈夫だから。」

最初、何を言っているのかよく理解できなかったのですが、要するに、
「うちは時間がかかる店だから、時間を気にする人は他へどうぞ」ということなのでしょう。
この店のポリシーは「自分たちのペースを貫く」ことにあるようです。
そう考えると、開店前の行列に見せつけるように食べていた朝食も「なるほどね…」と納得しました。

案の定、すぐに注文を聞きに来てくれるだろうという甘い期待は見事に裏切られ、
その後「ラーメンお願いします」と言うまで、もうしばらくの時間を要することに…。

その間、店の人たちは何度も外に出て、伸び続ける行列にこう言うのです。
「バスツアーの人、時間を気にする人は他の店に行って下さい!」

これでラーメンが不味かったら「とんでもない店」になってしまうのですが、
出されたラーメンは、まさに「絶品」でした。

でも、不思議なのはお客の誰一人として文句を言わないことです。
おそらく、最初に並んでいるような人たちは、この店の了見を既に心得ているのでしょう。
ひょっとしたら、不可解な「公開朝食」も、理不尽な「バスツアーお断り宣言」も、
この店につきもののパフォーマンスとして楽しんでいたのかもしれません…。(了)

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