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zoom RSS 日常的な「魚の解剖」

<<   作成日時 : 2009/06/13 01:41   >>

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先日、理科の授業で「魚の解剖」が行われた。
そこで思い出した実際にあったエピソード…。

理科の授業で、「この次はフナの解剖をするぞ!」と先生が言った。
その瞬間、教室内がどよめいた。
いよいよそのときが来たのだ!
子どもたちにとって「解剖」は、異常なまでの興味と恐怖が混在した、ある種のお祭りだ。
解剖とはお医者さんなどの特別な人が行うもので、
われわれ中学生にとっては、明らかに普段の生活からかけ離れた「非日常的」なものであった。

だから、少年はいてもたってもいられず、
「そうだ。理科の予習として、自分の家で解剖をやってみよう!」と思いついたのだ。

少年の家には、なぜか、メスやピンセットなどが入った「解剖セット」があった。

早速、少年は母親に頼んだ。
「解剖の予習をするからフナを買ってきて。」
母親は、しばらく考えて、「いいよ。でも、魚はお母さんに任せて。」と言った。

数時間の後、母親は大きなアジを一匹買ってきた。

少年は熱心に解剖の予習をした。
そばでその様子を見ていた母親が、
「後片づけはお母さんがするから、終わったら遊びに行ってきな。」と言った。
少年としては、こんなありがたいことはないので、当然それに従った。

遊びから戻ると夕食になっていた。
父親がうれしそうに言った。

「今日は、アジの刺身か。」
「そう、この子が手伝ってくれたの。」

その言葉を聞いて少年は全てを悟った。
自分は「解剖」ではなく、「調理」の手伝いをしていたのだ!
非日常的であるはずの解剖が、きわめて日常的なものに墜(お)ちていった…

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「母親は大きなアジを一匹買ってきた」



大体オチがわかってしまいました

でも

母親は「手伝い」をしてくれた少年を

嬉しく思ったのでしょうね


ルデル
2009/06/14 13:32
ルデルさん、いらっしゃいませ〜!
予想通りの展開だったようですね。
失礼しました!
そういうわけで、その晩はアジの刺身だったわけですが、
想像してみて下さい…。
刺身って、普通は包丁でさばくものです。
別にやってることは同じなんですが、
この魚はメスで切開されたんだよなぁ…と思うと、
なんだか美味しく思えないんだよねぇ…。
徳利屋
2009/06/15 23:35

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